NLPコーチングの実践
NLPプラクティショナー資格を活用したスキルとして代表的なのは、コーチングの分野です。
コーチングとは、対象が目的達成をする為に必要な知識・スキル・工程を見つけ出す能力を養い、人の持つ才能を最大限に引き出す事を目的とした手法や理論の事です。
試合の勝敗のように、目標が明確化されたスポーツの業界で活用されてきたコーチングですが、今では人材教育や能力開発といったビジネスの世界の需要が高まっているスキルです。
NLPプラクティショナーの資格取得者は、自らが学んだNLPスキルを用いたコーチングを実践する事が可能となっています。
ビジネスのコーチングでは相手に直接的な技術や知識を指導する事はありません。
- 人には無限の可能性がある
- 人が求める答えはその人自身の中に既に存在している
- 答えに気付くためには手助けが必要
このような基本原則を元に、相手が「自ら考え、自ら行動できる」人間になる為の手段を引き出す事が、コーチングをする上での最終目的となります。
NLPを用いたコーチング例
8フレームアウトカムと呼ばれるNLPスキルは、コーチングが目的としている「相手の目標」を引き出す際の手助けになります。
- 求めるゴールとは何か?
- どうやってゴール到達が証明されるか?
- ゴールは何時、誰と、何処で達成するのか?
- 目標を達成した際、周囲はどう変化するか?
- 目標達成に必要な手段は?また、自分が既に持っている要素は?
- ゴールの到達を阻む要素は?
- 目標を達成する事はどんな意義があるか?
- ゴールを達成する為に、まずやる事は?
この8つの質問を相手に投げかけ、答えを導き出すことで、普段は強く意識していない目標と達成方法を導き出します。
高度なコーチングを行う上で、円滑なコミュニケーション能力は欠かせません。
コミュニケーション心理学とも呼ばれるNLPのプラティクショナー(実践者)となることで、コーチングを行うにあたって有効なスキルを習得する事が可能です。