コミュニケーション方法の一例
NLPコミュニケーション学によって得られる知識の、応用方の一例を紹介します。
明日から使えるNLPコミュニケーション方法の一例
ミラーリング
姿勢や座り方、身振り、手振り、表情を鏡のように、相手の真似をするコミュニケーション方法です。
相手の動作の真似をすることによって、相手は無意識のうちに自分と似た存在が目の前にいると認識します。
それによって、相手の警戒心が弱まると同時に、好意や安心感を与えることが出来ます。
これを踏まえると、親しい友人や恋人、家族など、自分が一緒にいてリラックスできる人や、心を開いている人と話している時、自然に相手と同じ動作をしていることが、よくあるそうです。
ペーシング
簡単に言ってしまえば、相手の調子や状態に合わせることです。
- 相手が悩んでいれば、一緒に考えてあげる。
- 相手が楽しそうなら、自分も楽しそうにする。
- 相手の声の大きさ、強弱に合わせる。
これらは全てペーシングであり、意識と無意識に関係なく、日常的に使っているコミュニケーション方法です。
人間は自分と共通点があると、無意識に好意を持ってしまう生き物です。
ペーシングをうまく利用すれば、相手とより良い人間関係を築けることでしょう。
バックトラッキング
バックトラッキングとは、相手が言った言葉を、相手に繰り返すことです。
種類は大きく分けて、以下の3つに分かれます。
- オウム返し
- 相手の言葉を要約して、言い返す。
- 単語だけ繰り返す。
繰り返すことによって、相手が「私は、あなたの言葉を理解しています。」という意思確認が出来ます。
それによって相手は、「この人は自分の話をちゃんと聞いてくれている。」と認識するので、相手が話しやすい環境を作ることが出来ます。
適切な質問をすること
そんなの当たり前、と思う人も多いと思いますが、これも大事なコミュニケーション方法です。
- 「質問の意味が、よく分からない。」
- 「何について質問されているのか、分からない。」
と言われたことが、過去に何回かありませんか?
何を尋ねられているかを、明確に分かる質問をすれば、相手が答えを返しやすい環境を作ることが出来ます。 適切な質問をすることは、ビジネスやコミュニケーションをする上で、とても重要になってきます。
会話の際に間を空ける
友人と話している時は、話したい内容がいくつも出てしまい、つい早口になってしまう。 逆に、緊張する相手や、かしこまった場所だと、頭で考えてしまい、つい話と話の間が空いてしまう。 このような状況を誰でも一度は、経験したことがあるのではないでしょうか。
【間】をうまく空けることによって、以下のような効果があります
- 冷静で、深い考えを持っているかのように見える
- ゆっくりじっくり話すことで、相手の耳に話の内容が入りやすくなる。
- マシンガントークではないので、相手が話しに入ってきやすく、相手が意見や質問を出しやすい環境にすることが出来る。
このように、会話の際の【間】をコントロール出来るようになると、相手に与える印象は大きく変わっていきます。