NLPのQ&A
Q:NLPは様々な団体が存在しますが、アメリカと日本での違いはありますか?
A:はい。確かに、現在はNLPへの関心が高まり、それに伴った様々な団体が、世界中に数百は存在しています。アメリカと日本での違いは、NLP理論の根本は同じでも、創設当初の理念から新しい概念を打ち出し発展・進化して枝分かれした流派の違いと言うべきでしょうか。
現在、アメリカで主流のNLP団体は、「全米NLP協会(タッド・ジェームス創設)」「NLPコンプリヘンシブ(コニリー・アンドレアス創設)」「NLPユニバーシティ(ロバートディルツ創設)」の3大NLP団体ですが、日本では「米国NLP協会(リチャード・バンドラー派)」の認定スクールが多く存在しています。そもそも、NLPが誕生したのは、1970年代のアメリカ。当時、言語学者のジョン・グリンダー氏と心理学者のリチャード・パンドラー氏の共同研究として創設されましたが、日本でNLPが普及し始めたのは1980年代のこと。
しかし、当時の日本人にとっては、異言語文化のNLP理論を受け入れるには、ハードルが高かったようです。アメリカ主流の3代NLP団体の膨大な時間数のカリキュラムと厳しいトレーニング、加えて英語力...。英語が堪能な日本人はアメリカ主流の3大NLP団体を選択できましたが、英語の苦手な日本人は、通訳付きの「米国NLP協会」に人気が集まってしまったというわけです。アメリカ国内では、「創始者」重んじる風潮よりも、実用性と習得性を重視する傾向にあるので、新しい概念で開発されたNLP団体に価値を求めるのでしょう。
Q:何を基準にスクールの良し悪しを判断すればいいのでしょうか?
A:スクールの良し悪しが決めてとなる判断材料は、そのスクールがどこの団体の認定を受けているのか、またトレーナーの方がどの団体のトレーナー資格を保有しているのかという点です。日本でNLPを習得する場合は、少なくとも下記のいずれかの団体の認定をうけていることが最低条件です。
- 全米NLP協会 タッド・ジェームス開催
- NLPユニバーシティ ロバート・ディルツ開催
- NLPコンプリヘンシブ(現在は開催なし)
- 米国NLP協会 リチャード・バンドラー開催
- 米国NLP協会 クリスティーナ・ホール開催
- ジョン・グリンダートレーナーズ・トレーニング
さらに、
- コア・トランスフォーメーション トレーナー
- LABプロファイル トレーナー
- ヒプノーシス トレーナー
- タイムライン・セラピー トレーナー
- ニューロ・セマンティクス トレーナー
などの、NLP関連資格を保有していると、より高いレベルの講義が期待できると思います。